こんにちは。
心理カウンセラーの水森智子です。
今日は、
良かれと思ってやっているアドバイスが、もしかしたら逆効果かも!
という話をお伝えします。
子供へ、友達へ、より良くなって欲しいと思いアドバイスする。
よくあることですよね。
でもこれが、逆に相手を追い詰めてしまうこともあるんです。
それは、なぜなのか?
アドバイスは『否定』になるからです。
え?なんでアドバイスが否定になるんですか?と
驚かれている方もおられると思います。
なんでアドバイスが否定になるのか?
解説していきますね。
例えば、親から子供へのアドバイスで、
勉強したほうがいいよ。
早く寝たほうがいいよ。
友達を大切にしたほうがいいよ。
友達へのアドバイスで、
あなたのメイク、もっと明るくすると素敵だよ。
あなたの言動、もっとハキハキするとモテると思うよ。
実はアドバイスには、
「今のあなたは、できていない」
という否定の意味が張り付いているんです。
「勉強したほうがいい」には、
今のあなたは勉強ができていないから、勉強したほうがいい。
「早く寝たほうがいいよ」には、
あなたは早寝ができていないから、早く寝たほうがいい。
「友達を大切にしたほうがいいよ」には、
今のあなたは友達を大切にできていないから、友達を大切にしたほうがいい。
「あなたのメイク、もっと明るくすると素敵だよ」には、
今のあなたのメイク、暗いよ。ダサいよ。
「あなた言動、もっとハキハキするとモテるよ」には、
今のあなたの言動は、ウジウジしてる。モテない。
このように、アドバイスには、
「今のあなたは、できていない」
という『否定』のメッセージが張り付いてしまい、良かれと思いアドバイスしても相手は不快に感じることがあるんです。
アドバイスが全てダメなのではありません。
必要な場面もあるでしょう。
けれど、
心の状態が落ち込んでいるときや自己否定気味の時は逆効果になりやすいのです。
アドバイスしているのに相手が不機嫌になった。
もしくは、
親や友達にアドバイスされて何だか不快だな・・・。
そんな時は、
アドバイスに張り付いた『否定』の意味を受け取っているのかも知れません。